未経験入社の私が、仕事をする上で強みにしているもの
こんにちは、ディーゼロWebアドバイザーの日下部です。
制作会社経験ゼロの私が、ディーゼロに入社して約10ヵ月が経過しました。タイトルを見て、「未経験入社なのに、もう強みにできるものがあるの?」と気になった方が多いのではないでしょうか?
今回は、私がディーゼロに入社してから、自分自身の強みを見つけるまでのお話。
ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
やっぱり、Webサイトって面白い
私とWebサイト制作の出会いは、実は大学生の時。当時、大学祭の実行委員会に所属していた私は、大学祭のWebサイト制作を担当していました。
初めてWebサイトをつくった大学1年生のとき、大学祭の来場者数が過去最多を記録。来場者アンケートにあった「Webサイトを見て来た」という声を見て、自分たちのクリエイティブが人の行動に影響を与えることの面白さを肌で感じました。
そこから広報や企画関係の仕事に興味を持ち、大学卒業後は商業系クレジットカードを扱う会社に広報担当として入社。
クレジットカード入会や利用の促進のため、WEB広告の運用やWebサイト更新、LP制作からポスター等の販促物作成まで、幅広く経験させていただきました。自分で作った広告や制作物の効果が数字となって返ってくるのは、怖くもあり面白くもありました。
そんな中、私が大学生だった頃よりも奥深くなっているWebサイト制作への興味が再熱。良くも悪くも感覚的にWebサイトを制作していた大学生時代。これからは専門的な知識をきちんと身に付けたい、多種多様な業種のサイト制作に携わってみたい、という思いが強くなり、制作会社への転職を決めました。
内定連絡をもらった日、この世で一番ハッピーなのは私だった
転職と同時に地元福岡へのUターンを考えていたため、福岡の制作会社を探している中、一番最初に見つけたのがディーゼロ。サイトを見たとき直感的に、「絶対にこの会社で働きたい」と思ったことを今でも覚えています。
それから面接を受け、なんとか内定をいただけました。大学時代からWebサイトに関わっていたとはいえ、制作会社での仕事経験はゼロ。受かるかどうか不安だった分、内定の連絡をいただいたときの嬉しさは格別でした。
あの日、この世で一番ハッピーだったのは私だと思う。
内定をいただいた日から入社するまで、ディーゼロで活躍する自分の姿を妄想し、眠りについていたのが懐かしいです。
未経験入社、”分からない”の壁にぶつかる
ディーゼロでの私のメイン業務は、お客さまと制作の方々の間に入りコミュニケーションをとること。それに付随する見積や提案書の作成なども行います。
大学時代や前職でWebサイトに関わっていたから、ある程度の知識はあるだろうと考えていた私。しかし入社後、実際に案件を任せていただける機会が多くなってきた頃、”分からない”の壁にぶつかり始めました。
お客さまからの問い合わせにスパッと回答できないことがほとんどで、元々私が持っていた知識がいかに微量であったかを痛感。
社内では知らない単語が飛び交い、会話のほとんどが「شكرا لك على إنتاج الويب الخاص بك」と聞こえる。
まるで海外の人と会話しているかのような気分でした。
まずは一つひとつの言葉の意味を調べたり尋ねたりして、そこから文章を読み直して、という作業を繰り返すのが日常。ちなみにディーゼロ独自の言葉なんてものもあって、Googleから答えを得ることができないという事態に陥るのは、新入社員あるあるだと思います。
色々な本を読んで勉強してはみるものの、身に付くのはあくまでも基本的な知識。実際に案件に携わるうえでは経験がないと理解できないことも多く、あれも分からないこれも分からないという状態に。
入社する前に妄想していたディーゼロで活躍する私にはほど遠く、早く制作のプロになりたい!分からないことをなくしたい!という思いだけが先走る日々。次第に自分の”分からない”に対してコンプレックスや恥ずかしさを抱くようになっていきました。
その”分からない”、活かしたらいいんじゃない?
入社して半年ほど経過した頃。現状やこれからのキャリアについて面談をする機会がありました。
その面談で私は、「はやく分からないことをなくしたい」「分からないことが恥ずかしい」という思いを先輩に相談。すると返ってきたのは予想外の言葉でした。
分からないことは恥ずかしいことじゃない
知識を増やすことは確かに大切だけど、その”分からない”は仕事に活かせると思う。
コンプレックスに感じていた”分からない”を、肯定されるとは思っていなかった私。分からないというこの感覚が、まさか自分の強みになるとは考えもしませんでした。
この感覚があるからこそ、お客さまが分かりづらいと感じる可能性が高い部分を、事前に予測できます。打ち合わせの際には、お客さまの立場に立ち、ディーゼロ側の説明に質問を投げかけながら進行してみる。口頭だけでは認識にズレが生じる可能性があると感じる場合には、予め資料を作成しておく。
“分からない”からこそお客さまに寄り添える、そんなコミュニケーションの取り方もあるのだと学べました。
私だからできるを大切に
未経験入社であることをネックと捉え、”分からない”にコンプレックスを抱いていた私。今では、未経験なりにやれることが沢山あると気づき、自分なりの仕事の仕方を身に付けることができるようになってきたと感じています。
「私が前職でWebサイトの更新や運営をしていたとき、どんなことに困っていたっけ?」
「あ、この見積の項目だと、お客様との認識にズレが出るかもしれないな」
「言葉だけだと分かりづらいかもしれないし、合わせて資料もお送りしよう」
入社してまだ日が浅いからとかではなく、これから多くの知識や経験を身に着けたとしても、この感覚を忘れないようにしたい。
「日下部さんになら、聞きやすい」
ひとりでも多くのお客さまにそう感じていただけるように。未経験入社の私だからこその強みを活かして、これからも頑張ります!