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今が最高に楽しい。痛風と友達の今村の人生

インタビューした日に、ディーゼロに入社して12年目に突入した今村さん。こんな偶然ある?と言いつつ、丸11年を振り返りじんわり思い出に浸ったり。

ラーメンの食べすぎで痛風になり、薬で尿酸値を抑えながら、今日もラーメンをすすっている今村さんの人生をちらりとお見せします。

卒業研究で作ったゲームのタイトル「近大爆破」

子どもの頃から映画やゲームが大好きで、漠然と将来はCG映像やゲームを作る仕事がしたいと思うように。

CGが強い大学を選び、CGはもちろんデザインも幅広く学びました。一番印象に残っているのは、卒業研究で作ったオリジナルゲーム。

タイトル 「近大爆破」

全教授と生徒の前で、自分の成果物をプレゼンする研究発表会。教授たちは褒めることはなく厳しい評価をする場として有名でした。周りの友達はズタボロに言われている中、プレゼンを始め、このタイトルがボンっ!と出た瞬間、室内が凍りついたのを鮮明に覚えています。

クイズやフラッシュ記憶のような、いくつかのゲームをクリアできないと、テロリストに大学を爆破されるというゲーム。ふざけているようだが、ゲームのプログラミングとデザイン、CGでの爆破像制作までやるのでもちろん本気で作ったもの。

当初はピリついた空気で室内が張りつめていましたが、やってきたことや作ったものを丁寧にプレゼン。そうすると感嘆や笑いなどで次第に空気が変わっていき、プレゼン後にはドカンと会場が沸く結果に。

一切褒めない教授たちからも素晴らしい!と大絶賛してくれ、人生初のプレゼンは大成功といえるものになりました。

自分が興味のあるものを詰めこんだコンテンツの制作。

やっぱり、やりたいことを仕事にしたいと思い、ゲームやWEB等のクリエイティブな制作会社に絞り、就職活動を進めていきました。

フリーランスは孤独。でもそれ以上の喜びがある

グラフィックデザイン事務所での、WEB制作担当としてキャリアをスタート。

当時はWEB専門でやっている会社が少なかったし、そもそも社内にWEBの知識を持っている人がいなかったので、依頼は全て自分が担当していました。探り探りの状態。でも調べながら一から作り上げていくのが、楽しくて楽しくて仕方がなかった。

仕事をしていく中で、フリーランスとして働くことを決意。

「フレンドリーな関係・バランス力に優れた提案」をモットーに、コミュニケーション力と技術力、両方兼ね備えたWEBデザイナー兼ディレクターとして、スタートさせました。

やっていく中で難しい場面に何度も直面。1人でやっていくって、思っている以上に大変。

でもそれ以上に、

「今村さんしかできない仕事だから依頼した」

と言ってくれることが嬉しかったし、やりがいだった。

 

当時は、FLASHの制作専門で多くの経験を積み、【FLASHの今村】と言われるほどFLASH制作を得意としていたけど、こればっかりやっていても成長はないし、飽き性の自分は、職人気質ではなく、次へ次へ行きたい。

1から10まで1人でやるのが、果たして本当に正しいのか。

これからより深く、より広くなっていくWEB業界。この先も1人の力でやっていけるのだろうか。

デザイン面ではある程度結果を残した。だから次はディレクターとして提案力を上げ、よりお客様の役に立つ仕事をしたいと思い、会社へ入ることを決めました。

デザイナーとディレクター両方の気持ちが分かる

ディーゼロとは、フリーランス時代から付き合いがあり、紹介を経て入社することに。まずはデザイナーからスタート。必死に業務に向き合い、がむしゃらだった日々。

持っていたデザインスキルとFLASHスキルで会社に貢献しつつ、徐々にディレクターにキャリアチェンジしていきました。

クライアントとの打ち合わせや、ディレクターとして制作側に仕事を振ったりしているうちに、あっという間に夕方。ディレクター業務後、ようやく自分のデザインの仕事をする。そんな生活を送っていました。

当時、会社を出るのは、飲食店が閉まっている時間帯になることもしばしば。

そんな時に、パパっと食べられるお店が、ラーメン屋。ほぼ毎日通っていました。パンパンになったストレスをラーメンにぶつけ続けた結果、痛風と一生付き合い続けていく友達関係に(笑)

 

デザイナー兼ディレクターとして実力をつけ、後輩も育ってきた。今はリーダーとしてチームを引っ張っています。

「デザイナー・ディレクター両方やったからこそ分かることがある」

自分だったらどうするだろうと考え、指示を出し、相談に乗るよう心掛けています。

フリーランス時代も、今も思いますが

仕事って結局は、人との関係性で成り立つもの。

チームメンバーのことを守ってばかりではダメ。ちゃんと信頼をし、仕事を任せるようにしています。

お互いの落としどころを探し、信頼関係を作ることが大切。

やりたいことができて、こんな最高な人生はない

今期のチーム目標 「気持ち、動かす。」

ディーゼロはスキルを持っている人が多い。でも現状に満足していたらダメだなと。ただ作るということは、十分にできる。作るという能力を、お客様の気持ちも動かすという方向性に持っていきたい。

このメンバーなら、次のステップに行けると思うし、そういう世界を自分が先頭を切って見せたい。

「どんな仕事でも誰かの人生を変える可能性がある。」

チーム全員で、気持ちを動かす仕事をしたいと思っています。

 

ディーゼロでは前例のないゲーム型のサイト制作し、予想を超える反響を得た実績に。その後も大成功事例のゲームをいくつも作り、今では「ゲームを依頼するなら今村さん」と指名を受けるほどに。

かつてやりたかったゲーム作りの仕事が、今できている。

ものづくりの原点に立ち返ることができ、遠回りしたけど、結果として全て自分に必要なことだったなと感じています。

丸11年ディーゼロで仕事をして、今が最高に楽しい。

次は何をしようかな。

リーダーとして、チームの成長を見守りつつ、自分自身がステップアップできる何かを見つけようと思います。

ああ麺、ああ麺

ラーメンを食べるということ、

それはストレスでおかしくなりそうな時、無心ですすりストレスからの解放を得る尊ぶべき行為。

その時にぽろっと出た言葉が「ああ麺」。

フラフラになりながら、精神をゆだね、集中してすする麺。爆上がり尿酸値は「尿酸値の化け物」と呼ばれるほどに。それでも辞められないから、薬を飲み、ラーメンを食べ続けています。今は正常値をキープしているので、ご安心を。

思いを全部受け止めてくれ、癒してくれるラーメンを今日もすすります。

 

※ラーメン、カレー投稿が中心のinstagram

https://www.instagram.com/ksuk_imr/

Written by 松村(まつむら) 

ディーゼロの広報担当。未経験で広報へ。
文章を書くって、伝えるって難しい。日々奮闘中。
食べることが大好き、ご飯誘ってください。