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何でも描いてくれるイラストレーターに話を聞いたら漫画やジョジョ、愛猫・愛犬の話がわんさか出てきた

ディーゼロにはどんな依頼をしても完璧に形にすることができるイラストレーターがいます。「イラスト工房チェリーズ」のいのうえさくらさんです。イラスト制作はもちろん、Webデザインやロゴ、キャラクターデザインなど幅広い制作ができる方。

ディーゼロほぼ創業メンバーとして一緒に働き、その後独立し今はディーゼロのパートナーとして苦楽を共にしてきました。新しいスタッフが増え、さくらさんがどんな人なのか知らない人が多くなったため、今回インタビューすることに。

ちょっと真面目なさくらさん、飛びぬけすぎているさくらさんなど、様々な魅力をお伝えします。この記事を読み終わった頃には、ディーゼロと一緒に仕事がしたい!さくらさんにイラストをお願いしたいと思うはずです。

絵を描く仕事がしたい

幼少期からとにかく絵を描くことが好きで、常にクレヨンと鉛筆を持ち歩いていました。この時からすでに

「将来は絵を描く仕事をしたい」

と漠然と考えていました。高校・短大では、絵を描く仕事に就くためにデザインを専攻。短大では、初めてMacPCとIllustratorに触れ、英語辞書を片手にひたすら操作方法を調べながら猛勉強をしました。卒業後は広告系のデザイン会社で働きたいと考えていたが、卒業間近になった時に

「好きなことを仕事にするのはどうかなのか、本当に大丈夫なのか」

という思いから急遽進路を変更して、なぜか絵画販売の仕事に就いたが、やっぱり絵を描く仕事が忘れられず半年で転職。その後、看板の制作会社へと入社を決意しました。

あだ名は"ぼくちゃん"

髪の毛が邪魔だったのと気分転換を兼ねて勢いで髪の毛を剃り、きれいな坊主に。新しい会社では、初の女性社員が入ってくるとのことで楽しみにしていたそうですが、やってきたのはツナギ姿の坊主だったので、その時の社内は本当に何とも言えない空気に。坊主のせいで?会社に馴染むまで少し時間がかかったそう(笑)そういう見た目だったことから、お客さんからはよく"ぼくちゃん"という愛称で呼ばれ、男の子のように可愛がってもらっていました。退職する時に珍しく化粧をして挨拶に行ったら「え、ぼくちゃん女の子だったの?」と。最後の最後に女性だと気づかれました。

この会社では、ビルに取り付ける看板や照明看板、直接壁に描く看板など、幅広いジャンルを制作していました。看板の設置などの施工作業まで行うこともあり、時には5tトラックを運転して土を運んだり、室内でフォークリフトを操作することも。小さい会社だったので、制作から施工まで全て自分でやるスタンス。大変だったけど楽しい日々だったなと。フリーランスとしてやると覚悟できたのもこの会社での経験のおかげだと思います。

全てのことに全力。恥ずかしいことなんてない

絵を描くことと同じくらいにハマったものが漫画。父がたくさん漫画を集めていて、自分も自然と読むようになっていました。中でも夢中になったのは少年漫画。当時、周りには漫画を読んでいる人も少なく(読んでいたとしても少女漫画ばかり)、話の合う友人も多くはなかったが、それでも熱中して読み続けていました。

社会人になりたての頃は週刊・月刊すべての漫画雑誌をとにかく買い漁る時期もありました。そのくらい漫画が大好きです。

漫画の中でも「ジョジョの奇妙な冒険」の大ファン。漫画はもちろん、グッズやイベント情報も長年欠かさずチェックしており、自宅のデスク横には、お気に入りのコレクションが並べてあります。

この作品には、ファンの中ではお馴染みの「ジョジョ立ち*」というのものがある。
*ジョジョ立ち:登場するキャラクターたちの独創的なポーズを真似ること。

沖縄の石垣島にいった時に、記念撮影でジョジョ立ちしてたんです。そうしたら、テレビの撮影で芸人がいると勘違いされて囲まれてしまいました。さすがに一緒に行った友人からは勘弁してと言われました。

また、絵を描くことと漫画のほかに歌うことが大好きで、社会人になってからは足繁くカラオケに通っていました。バンドブームが盛り上がった世代ということもあり、周りにはバンドをしている友人が多かった。バンドに誘われることが何度かあったんですが、なぜか誘われるのはコミックバンドばかり。私がキャラ的に盛り上げることが多いこともあると思いますが、できれば歌を評価して欲しかったと思ったり…。

ある時、ディーゼロメンバーと行きつけのカラオケスナックに行く機会があり、そこでピンクレディーのUFOを歌いました。ピンクレディーの大ファンだったから踊りも完璧。歌い終わった後、その場にいたお客さんが帰り際にありがとうと次々に言ってくれるんです。完全にお店の人と間違えられていましたね。

とにかく好きなこと・やりたいことには全力。恥ずかしいとも思っていない。良い意味で羞恥心がないです。

大切な家族がどんどん増えていく

インタビューの撮影で自宅を訪問した際、さくらさんの家族がお出迎えしてくれました。(他に猫が11匹いますが、この日は全員隠れてしまって写真が撮れず...)元々ずっと猫を飼っていましたが、今の家に引っ越してきてなぜか増え続けています。

3年前に結婚で糸島の主人の家に引っ越し、主人も元々猫を飼っていて計6匹に。それから今日までの間に捨てられていた子・相談を受けた子とさまざまな出会いがあり、気づいたら猫計11匹・犬1匹に。

インパクトが強かったのは、友人と言った焼肉屋の床下にいた赤ちゃん猫との出会いです。店長・店員さん曰く「三日くらい前から鳴いていたけどどこに隠れているのかが分からなかった。母猫がいなくなったみたいです」とのことで、そのままうちの子になりました。ちなみに子猫たちは、私たちが座った席のほぼ真下にいました。焼肉を食べに来ただけなのに、なんだか不思議な出会いでした。

そして昨春、フレンチブルドックの「ぶちょー」が仲間に加わりました。
仕事をしている時に誰かが隣にいます。マシンを起動したらなぜかみんなデスク周りにワラワラ寄ってきます。中でも「しらたま」はオンラインMTGに参加したがり、尻尾や鳴き声で画面の向こうの方々に存在をアピールします。MTG中にメモを取る以外で私が下を向いている時は、デスクに上がってこようとする「しらたま」と静かに格闘してる最中です。

今回のインタビューを通してさくらさんの色んな話を伺いましたが、インタビューをしていることを忘れるほど、さくらさんの話に没頭してしまいました。海と山に囲まれる糸島で、のびのびとエネルギッシュでユーモアのある人柄には、自然と周りを惹きつける魅力があるなと改めて実感。

「死ぬまでイラストレーターとして描き続けたい」

そんな熱い思いを持ったさくらさんと、ディーゼロは良きパートナーとして今後もいいものを作り続けていきます。

Written by 松村(まつむら) 

ディーゼロの広報担当。未経験で広報へ。
文章を書くって、伝えるって難しい。日々奮闘中。
食べることが大好き、ご飯誘ってください。