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大好きなこの業界で 「自分ができること」と「自分しかできないこと」

ディーゼロのムードメーカーである池宮さん。Webサイト制作という納品物を越えたディーゼロの付加価値創造を目指して、ディレクター兼アドバイザーとして日々お客様と向き合っています。

「俺はディーゼロが好きなんだと思う。」

インタビュー中、素直な思いがポロっと出ていました。激アツな池宮さんを感じてもらえると嬉しいです。

自分に何ができるか分からなかった

大学卒業後の進路も決まらず、みんなが合同企業説明会で忙しくしているのを横目に、どうしても同じように就職活動ができず、このままではヤバいと焦っていました。この先どうしようと漠然と考えていた時に偶然、街で中学の同級生と再会。話を聞くと、今までそんなに聞いたことがなかったWebデザイナーをしていると。これから世界の中心となるであろうネット社会のど真ん中にあるそのWebデザイナーという職業(響き)に大きな未来を感じました。それをきっかけに、当時福岡の大名にあったデジタルハリウッド福岡校へ入学。Webデザインと制作の基礎を学びました。

なんとか卒業はしたものの、実務経験はなく、半年間で学んだ知識で雇ってくれる会社は全く見つからず。専門学校に行けば、そのまま就職先が見つかるんじゃないかと思っていたので、現実は厳しいなと実感。

仕事もなく、ネットRPGで時間を潰しながら1ヶ月くらい過ぎた頃、友人が仕事を辞めたからハローワークに行くというので、なんとなく着いていくことに。待ち時間で自分の就職先も探してみようかなという本当に軽い気持ちでした。そこで、たまたま見つけたのが前の会社です。中小企業を中心のクライアントにもつ、創業間もない地元のWeb制作会社でしたが、そこで社会人としてのいろは、Web制作のプロとしてクライアントさんにどう向き合うかなど、この約13年間で学んだことや経験が今の私の礎となっています。

40歳を目前にして、残りのキャリアをどのように過ごすか立ち止まって考えた時、「このままの環境ではなく、新しい環境で通用するかやってみたい」という思いが強く、転職を決めました。自分の価値を知りたくて転職サイトにも登録しましたが、制作現場へのこだわりもあり、既にWeb業界でのつながりから、いくつかお声掛けいただいた中にディーゼロがありました。その後矢野社長と何度か食事をし、"福岡で最も有名なWeb制作会社"で働きたいと強く思い入社が決まりました。

ディーゼロの好きなところ

私がディーゼロに入社した当時、「各自が自立した大人な会社だな」という印象でした。現在も変わらず、いい意味で真面目で実直。内気な印象で責任感の強い組織だなと。こういうところがディーゼロの好きなところ。

でも逆に人に迷惑をかけないこと、それはとても重要なことだと思いますが、ときには失敗を共に経験しながら、もっとディーゼロの付加価値を磨けば、思い切ったアプローチでお客様と一緒に成長できるのではないか、と最近感じています。

良いウェブサイトを作るのは当然。その先の付加価値を提供したい

現在はディレクター兼アドバイザーとして働いています。主にお客様の窓口担当で、案件を納品する責任者で同時に10件ほどの案件を動かしています。

ディレクターとアドバイザーってどう違うの?という感じだと思いますが、アドバイザーの全体目標は自社の知見を有効に活用してもらえるよう相手の立場にたった視点でコミュニケーションをとり、制作会社としてだけでなく、身近で気軽なパートナーとしての価値を提供していくこと。

ただ単にヒアリングを行い、形にするだけでなく、お客様目線で何を実現したいのか、どんなことに困っているのかを的確に捉え、お客様に寄り添いながら、信頼関係を築くことが大事だなと特に最近実感しています。

「良いウェブサイトを作るのは当然。ディーゼロはそれ以上のものを提供していかなければいけない。」

これから求められるのは「よりホスピタリティ精神を持ったWeb制作会社」ではないかと思います。単なる作業の依頼ではなく、その前の段階からの相談をしてもらえるような、信頼関係を作りたいです。発注側と受注側で線引きをして対峙するのではなく、対等な目線で信頼される存在になれればと思っています。

優しいディーゼロを作りたい

場を和ませるのも、信頼関係が必要だと思います。そういう意味で、みんなとコミュニケーションをとることを大事にしていて、最近は難しいことも多いですが、距離感を縮めるために業務以外の話をするのが一番の近道だと思っています。あと、第一印象(一側面)だけで判断しない。このことは、お客様に対しても同じかもしれません。

誰とでも仲良くなりたい!友達になりたい!そんな思いで、スタッフとのコミュニケーションを重視してます。例えば、ディーゼロへ新しく入社した人には、慣れない環境で心細いだろうから、こちらから積極的に声をかけます。性格的なものかもしれませんが、同じ会社なのに話したことがない人がいることにモヤモヤする。仕事のことでいっぱいいっぱいになるのではなく、なにをしたら相手が嬉しいかを考えて、人を大切にしたいと思っています。自分がしたことって、いつかは返ってくると思っています。

「優しいディーゼロを作りたい」

みんなが働きやすく、優しい人たちが集まり、いいものを作り上げる。それが積み重なり、結果としてお客様にも還元できる。だからこそもっとディーゼロを知ってもらいたいです。

自分ができることの中で、自分しかできないことを見つけることができたのは、ディーゼロの文化や環境によるところが大きい。そして、知り合った人に「うちで一緒に働こうよ」と言えるのは、自分が良かったと感じているから。そういった環境づくりに貢献できるのも、ディーゼロの素晴らしいところだと感じています。

自分の使命を全うしたい

Web制作ってサービス業だと思うんです。信頼されてなんぼ、人から頼られてなんぼ。これだけWeb制作会社がある中でディーゼロを選んでいただくには、ものを作るだけでなく、そのプロセスや相手との関係性も含めての満足感と安心感を提供していく必要があるのではないかと。そのために、サービスを超えたホスピタリティのマインドを磨いて、それを伝えていくのは、今の自分の役割だと思っています。

自分の役割であるアドバイザーというものを明確にするためにも、これからも先頭に立って、自分と関わった人たちに満足していただき、もっと深く関係性が築ける仕事をしていきたい。

そして、ディーゼロがかかげる"共創と共想"というミッションを、ディーゼロの協力パートナーさんをはじめ、九州各地の制作会社さんと繋がって、カタチにしていきたいと考えています。

Written by 松村(まつむら) 

ディーゼロの広報担当。未経験で広報へ。
文章を書くって、伝えるって難しい。日々奮闘中。
食べることが大好き、ご飯誘ってください。