新卒2年目がプロカメラマンの仕事現場に潜入
今回新人メンタープロジェクトの取り組みで、「ディーゼロがどういう会社とお付き合いしているのか」を知ってほしいということで、今年で新卒2年目になる私含め3名+メンターメンバーで、いつもディーゼロがお世話になっているカメラマン・勝村さんのスタジオを見学させていただきました。
実際にカメラマンさんのスタジオを見学させていただく機会は初めてで、向かっている最中どんなお話が聞けるのか、ワクワクと緊張が混ざり合っている感じ。 楽しみすぎて、前日からドキドキしていました。
今回お世話になったのは…
カメラマン・勝村祐紀さん
ご一緒にお仕事するたびにディーゼロのSlackで「#今日の勝村さん」タグと共に写真が投稿されたり、プライベートでも交流がある人がいたり。娘ちゃんを溺愛している、お昼のとき少食なのにいっぱい頼んで苦しんでいる、元バンドマンでドラムが叩ける、プロレスが好き…などなどエピソードが絶えない、ディーゼロみんなに愛されるカメラマンさんです。
勝村さんのサイト: https://www.yukikatsumura.com/
リアリティにこだわる撮影
早速勝村さんが携わった案件を見せていただきながら、撮影エピソードや撮影時に考えていることをお話しいただきました。
撮影時には「リアリティ」を大切にしているという勝村さん。アイスクリームの撮影はアイスが溶けないようにスタジオを冷やして撮影したり、水中撮影ではインストラクターから2週間講習を受けて撮影に挑んだんだとか。
私は学生時代にカメラの授業を受けていたこともあり、少しは撮影の心得はあるつもりでしたが、プロは想像より何倍も考えながら撮影しているんだとプロとアマチュアの違いにはっきり気付かされました。
インプットインプットインプット!
そんな勝村さんは、普段からインプットを欠かさないようで写真集をコレクションしたり、展示会に足を運んだり、街を歩くときも常に気持ちいい画角がないか意識しながら歩いているんだそう。
半分趣味のようなものらしいですが、どんな趣味であっても「インプットしている」と意識することがアイディアを逃さず、紐づけるコツなのだと感じました。
また、色々な案件に携わる中で、他の案件からアイディアの糸口が見えることも多いらしく、ある建築会社の工場をかっこよく撮るために、ミュージシャンのライブ撮影から構図や質感の着想を得たことがあるんだとか。私も仕事中に溜めていたアイディアが他の案件につながることがあるので、デザイナーとしてすごく共感できるエピソードでした。
覚えておくべき「撮影現場で大切なこと」
「私たちが撮影に立ち会う時に、必要なことはなんですか?」という超ざっくりな質問に対し、撮影する時間、環境、コンセプトで必要なことは変わってくる。例えば外で撮影する場合天気は予測できないもの。その中で柔軟に対応できる対応力や判断力、そして事前の打ち合わせがとても大切だと教えていただきました。
「写真はすぐ撮れるもの」と思っているクライアントも少なくなく、実際に撮影現場で立ち会ってから思っていたより時間がかかると気づくこともしばしば。意識の共有をしっかりと行い、クライアントとカメラマンの温度差を事前に埋められたらスムーズに進行できる。その点ディーゼロはクライアント、カメラマンどちらともコミュニケーションをしっかりとってくれるので仕事しやすい、との評価をいただきました(笑)
巧みに光と影を操る勝村さん
実際にスタジオで撮影を体験させていただくことに。撮り方を教えていただきながら聞いた、光と影の使い方のお話が興味深かったです。
- 陰影がしっかりつくようなライティング
- 硬い質感のある光を使用することで、力強さやかっこよさを演出できる
- 陰影があまりつかないようなライティング
- 光源をプラスすると、柔らかさや女性らしさを演出できる
もちろんコンセプトや被写体によってライティングを変えることもありますが、ライティング1つで同じ被写体でも全く違った印象を与えることができ、光と影を操る重要性を実感しました。
クライアントの誇りになる撮影をしたい
勝村さんからお話を聞いていく中で、「クライアントの誇りになる撮影をしたい」 という言葉を何度か耳にしました。もちろん売上や数字も大事だけど、それ以外の部分でクライアントが写真を見て、自分の仕事に誇りを持ってもらえるような仕事をしたい。
今私はクライアントと関わる機会はあまり多くないですが、常にデザインの先にクライアント、そしてユーザーがいることを忘れずに。当たり前すぎて逆に忘れそうになりますが、すごく大切なマインドだなと思いました。
今回のスタジオ見学を通してカメラマン目線での考え方を知ることができ、デザイナーとして撮影に立ち会う心構えができました。勝村さんも「経験が浅い方にこそ現場に来て、空気感を知ってほしい」とお話しされていたので、今回のようなプロジェクトの取り組みをこれからも続けていきます。
💖オフショット💖





