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サステナグロースチーム ウェビナー奮闘記

近頃、ウェビナー(ウェブで開催するセミナー)に参加する社員が増えてきました。今回は、初めてオープンウェビナーに登壇した坂井さん率いるサステナグロースチームのウェビナーまでの奮闘記をお届けします。

新しい価値を創る過程でセミナーを開催

ウェブ制作だけにとらわれず、「サステナビリティ(継続)」と「グロース(成長・推進)」に向けた取り組みを実施して行くチームです。

ディーゼロの事業継続のために新しい価値や武器を作るため、どう発信していくことができるのか、どういうことで顧客の事業をディーゼロがサポートできるのかを考え、ご提案しています。中でも力を入れているのが、「アクセシビリティ」です。親会社でもあるKaizen Platformと力を合わせて、ウェブサイトのアクセシビリティを当たり前にしていくべく、様々な企業さまと取り組みを行っています。

今回はアクセシビリティのご提案・実施をに協業で取り組んでいただいている、大日本印刷株式会社さまとアクセシビリティやユニバーサルデザインのセミナーを共催することになりました。

アクセシビリティの必要性をわかりやすく伝えるセミナー

アクセシビリティという言葉を耳にしたことがある・やらなければならないことだとわかってはいるが、どう対応したらいいかがわからない。といったよくあるお悩みへの対策をお伝えするセミナーでした。

その中でディーゼロは、アクセシビリティとは何か、なぜ取り組んでいく必要があるのかを需要の高まりの背景とともにお伝えしました。

セミナー概要 https://kaizenplatform.com/seminar/lp_accessibility_20230222_k

セミナーの章立て: 

  • アクセシビリティとは?

  • ウェブアクセシビリティの規格

  • なぜ今取り組むのか?法改正と需要の高まり

  • 各事業者の取り組み・事例

  • 当社のご提供サービス

アクセシビリティセミナーにあたって取り組んだこと

初のオープンセミナーかつ、アクセシビリティを当たり前にしていくために活動をしていくチームでもあるため、セミナーもアクセシブルにするために2点実施しました。

  1.  セミナー資料のアクセシブル化
  2.  セミナー時の文字起こし

01 セミナー資料のアクセシブル化

セミナー当日に投影するための資料と、スクリーンリーダーなどで読み取れるようにスライド内の情報の順番を追加したり、セミナー内で口頭補足した内容を加えた情報保障版の資料を用意し、配布するようにしました。資料もただ作成するだけではなく、アクセシビリティに配慮して作成しました。

資料画像では以下のポイントに気を付けて作成しています。

  • 1番上の「高齢人口の割合は(中略)40%に(略)」の部分は青文字と赤文字ですが、文字の大きさと太さは同じです。色覚多様性に配慮し、赤文字の部分には下線も加えることで、「40%」という情報が他の文字と異なって強調したい点である。ということが伝わるようにしています。

  • 次にグラフ内の高齢化率を示すデータですが、2008年と2030年は黄色、2050年は赤色で塗分けています。こちらも色覚多様性に配慮し、該当の色の部分の枠線を変えております。全体総人口は実線、黄色で示した部分は一点鎖線、赤色は太線で示しています。

  • 加えて、ラベルの高齢化率の注目してほしい部分を赤文字で示しているのですが、こちらも色変更だけでなく、太字にして、フォントサイズをあげました。

  • 最後に伸び率を示しているグラフ上の矢印ですが、赤色で示すだけでなく、先に述べたグラフ上で利用している線の種類ではない破線を採用することで、要素がかさなっていても別の物として認識してもらえるようにしています。

グラフデータがメインで文章の少ないページでも気を配って丁寧に作成を進めていきました。

資料は全部で50ページにおよび、1ページ1ページアクセシビリティに精通したメンバーがチェックバックをしながら約1週間かけて作成を進めました。

02 セミナー時の文字起こし

セミナーは今回Zoomを使って実施し、機能として備わっている文字起こしをセミナー視聴者にご利用していただけるように、設定方法などをご案内しました。

音の認識が状態・状況的に難しい方や音声を出せる環境にいない方でもリアルタイムでセミナーにご参加いただけるようにという配慮です。完璧に口語を再現とまではいかないものの、必要な情報を1人でも多くの方にお届けできるように検討し、取り組みました。

坂井さんも持ち時間30分という長さのため、抑揚をつけたり、優しい言葉を使って話すように心がけて当日まで何度も練習していました。結果としてご視聴いただいた方々からは、「アクセシビリティのセミナーの中でもわかりやすかった」「話した内容に興味を持ったのでもっと深堀してほしかった」などありがたい感想をいただきました。

セミナー後・次回にむけて

今回のセミナーでは、初めてながら手探りで資料・セミナーの準備をチームで進行し、何とか終えることができました。「アクセシビリティ」の用語に対するイメージやハードルの高さも実感し、ターゲットやテーマの選定、内容の精度を上げていく必要性を実感しています。地道な活動の先で少しづつセミナーを視聴いただいた方の気づきや認知・自分ごと化が広がって冒頭に掲げた「アクセシビリティ」を当たり前にすべく、思考錯誤しながらディーゼロだからできるアクセシビリティなウェブサイト制作を追求していきます。

Written by サステナグロースチーム

ディーゼロのいちユニット。美女とアクセシビリティの専門家2名と構成案の神で構成されている、ディーゼロが「サステナビリティ(継続)」でき「グロース(成長・推進)」していくような活動に挑戦しているチーム。