ディーゼロスタッフが選ぶ「世代向けの本」
図書プロジェクトって・・・
選書会が始まったきっかけ
選書会の様子
Web制作とは全く別のジャンル本といってもさまざまな本があるので、本を探しに行く前にテーマを決めることに。今回のテーマは「世代向けの本」。最近の子供はどんなものが好きなんだろう?高齢者は?という話から、各世代をターゲットにしているような本を探すことになりました。
今回は博多の丸善と、天神のジュンク堂書店、入江書店へ博多・天神チームに分かれて行くことに。去年は六本松の蔦屋書店にみにいきましたが、今年は書店によっても揃っている本が違うのでは?ということで、複数の書店に買い出しに行きました。中でも入江書店という老舗の古本屋さんは通常の書店ではない本が揃っており、本屋さん選びも新しい体験に出会うきっかけになると感じました。
選んだ本を紹介
「キネマ旬報」
この世代の人が若い頃何を憧れとしてきたのか? 服装や、触れているもの、語り口調から価値観が見えるかも。
「5分後に意外な結末 赤い悪夢」
小学生がえらぶ!こどもの本総選挙"短編読み物部門"No1になった短編集。5分で読めてラストには意外などんでん返しが待っています。
「退屈をぶっとばせ! ―自分の世界を広げるために本気で遊ぶ」
世を飾る多様な遊び方に触れ、広がる自分の世界。 少し難しい内容もあるので、親子で一緒に見ることをオススメ。
「79歳、食べて飲んで笑って 〜人生で大切なことは、みんな料理に教わった」
30代になってみて、美味しいもの食べて美味しいお酒飲んでる時がいちばん幸せやなぁと思うようになりました。著者の方の半生に絡めて美味しそうな料理とレシピが紹介されています。ジャンボシューマイに挑戦したい!
選書の基準って人それぞれで面白い
「世代向けの本」といっても選書の基準はさまざま。古本屋さんで「あなたの裕次郎」や「キネマ旬報」など、珍しい本を選書した図書プロジェクトのメンバー那木さん。選んだ理由を聞いてみると、なるほど!となるような観点で選書されていました。
世代向け・世代ごとの価値観はその世代が若い時に作られるのではと考え、昔に流行したものを知ることができる本を探したそう。当時はビジュアルよりも文章で魅力を伝える内容が多く、当時どんな言葉が使われていて、どんな文章が当たり前だったか、あとは印刷の質感なども気になったとか。また、現在と昔のトレンドを比較するために「Zipper」にも「昭和45年女」2冊の雑誌を購入。トレンドは20〜30年ごとの周期で周るらしく、今の10代から1周期前に当たる昭和中期頃のトレンドを掲載した雑誌を選んでいました。どちらも同じテイストのデザインが載っているけれども、やっぱり少しニュアンスが違うところもあり、その違いを見るのも面白いのだそう。いろいろ話を聞いていると、私も実際に手を取ってみたり2冊広げて見比べてみたくなってしまいました。
今回は小学生からシニア世代、それよりもっと昔の時代の文化など、各々の視点で世代の本を選んでもらいました。選書しに行った人の声を聞くと、普段自分では買わない本を購入できるので価値観が変わるような面白い本に出会えて楽しいなどの意見もありました。
最近はリモートをする社員も増え、会社の本を利用する機会も昔よりは減りつつあります。出社した時だからこそ楽しめる図書交流の場になるよう、今後も図書プロジェクトは活動を続けていきます!