ここ数年、近隣の競合大学リニューアルによって福岡工業大学のWebサイトとしてのイメージの低下や、時代にマッチしていないという問題点もあり、サイトイメージは新しい学術的なサイトを目指したいとご要望を頂きました。
デザインについては、シンプルでいてアカデミックさを感じられるWebサイトになるように工夫しつつ、検索重視のサイトで、知りたい情報を探しやすくなるよう設計しています。

構成としてはPCは右にメニュー、中央にコンテンツエリア、左に検索機能とロゴを配置した全画面表示の3カラムレイアウト。スマホは上からメニュー、検索機能、コンテンツと並んでおり、検索枠が目に入りやすい設計にしています。

UIが使いづらいWebサイトにならないよう、お客様と協議を行いながら、余白の調整やテキストの見やすさを意識し改善を行いました。

デザインについては、元々のロゴカラーで使用されていた水色を用い、落ち着いた紺色をベースにして洗練されたイメージを表現しています。UIに関しては、ユーザーが求めている情報にスピーディかつダイレクトにアクセスができるよう、できるだけ不要な要素を削りシンプルに。

そして、アカデミックながらオーソドックスではない学校サイトを実現させるため、画面幅はどの程度の幅が適しているかなど何パターンもレイアウトをお客様とも協議し最適なレイアウトを導き出しました。

長年サイトを運用されていたこともあり、情報は一通り網羅されていましたが、無秩序化・乱雑化しており、ユーザーが閲覧したい情報が探しづらい状況になっていました。そのためサイト内検索を実装するサービスの「probo」を導入し、「学部・大学院」＞「学科」と探すような従来型の「階層をたどる導線」から、情報の「整理・選別コスト」を低減し、強力な検索機能でスピーディに検索できる構造に変更。

また、近年のWebプロモーション多様化による広報戦略の変化に合わせ、紙媒体からWeb媒体へシフトしていく必要がありました。

パンフレットには各情報ごとに「コネクト番号」を記載し、その番号をWebサイトの検索枠に入力することで、紙面だけは伝えきれない、最新のより多くの情報をWebサイトで閲覧できる機能を実装。受験生に「伝える」から「伝わる」媒体を目指しました。