オレKaizen Project ~美に挑む男と7人の女たち~ 第二話
第二話「男の戦い - 美は一日にしてならず」
ついに始まる今村のオレKaizen Project。
今村を美しくするべく、ユニットメンバーが会議に臨む……。
「そうですね。こんな感じ(junjun393)を目指してほしいですね」
光の速度ばりにチームワークを見せるユニット今村のメンバー。MTGは続く。
「混合型っていうのは、Tゾーンはベタつくけど、Uゾーンはオイリーとかですね。資生堂でいい感じの説明ページありました」
(一同、黙……)
パック選びに議論を重ねること40分、ようやく使うパックが決まる。
この一言がメンバーの琴線に触れる。
追い詰められた今村は会議室から脱兎のごとく逃げ出した。
わずかな時間の沈黙はありながらも、メンバー達の会議は滞ることなく、今村がいないまま進んでいった。
しばらくして、その様子を会議室の外からのぞいていた今村は、自分がいなくても進行していく寂しさと、ミッションを成し遂げようとする女たちのまっすぐさに、熱い感情が込み上げてきた。
ほどなくして会議室に帰ってきた今村。みんなにかける言葉が見つからず、ぽつりとつぶやいた。
一度は逃げ出した今村を咎めもせずやさしく迎え入れてくれるメンバー。
今村は精一杯の笑顔と、心の中でみんなにありがとうを伝えた。
そうして、引き続き現状と課題をヒアリングされ、改善提案をうける今村だった。
会議後、早速指定された美のグッズをネットで注文した。
—— 数日後
今村家に続々と届く美のグッズ。
しかしそれを真っ先に開封したのは、今村の妻だった。
急に色めきだした夫に対して、何かしらを怪しみだした妻はそれをinstagramのストーリーズに晒した。
「これはな、会社の女性たちが俺を美しくするためにだな……」等と伝えても暖簾に腕押し。
こうなったらもう俺の美を見せつけるしかない。
そう覚悟を決めた今村の、男の戦いが幕を開けた。
Imamura's Beauty Report
毎日ケア用の購入物
左から パック:MJCAREメンズシートマスク大きめシート/ ネイルオイル:Petit Femme NAIL SERUM フレッシュフローラル/ トリートメント:ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン+/ シャンプー・トリートメント:BULK HOMME
パック
- 「大きいサイズ」は結果的にシンデレラフィット。
- 想像以上にヒタヒタで顔につけるのを躊躇するほど。
- 口とアゴのヒゲ部分が浮いてくるので、なんかずっと押さえてた。
- スーッとする成分があり清涼感があって気持ち良き。
- 誰でもザ・デストロイヤーみたいになれる。
- 誰でもヨハネ・クラウザーII世みたいになれる。
- 外した後しばらくして、ふと顔を触った時に「こ……これが俺の肌……なのか?」と言うくらい、水々しくて初めて味わう質感に。
ヘアケア
シャンプー
- 風呂前にブラッシング。
- シャンプー前にお湯ですすぎ洗い。
- 軽く汚れを落とすため手持ちのシャンプーで予備洗い。
- バルクオムシャンプーでしっかり泡立てて洗う。泡が細かくて立つような質感だったからゴンみたいにできた。
- 頭皮は電動頭皮マッサージャー的な奴で揉みほぐしていくぅ。
トリートメント
- すすいでざっと水気をきりバルクオムのトリートメントをもみこむ。とても良い香りに包まれて満足感高し。
- あがったあとタオルドライ。
- ミルボンのトリートメントをもみこむ。ここでもいい匂いで満足感高し。
- その後ドライヤーで乾かす。
仕上がりがこちら
ネイルケア
- ヤスリをかけて磨きこみ
- ネイルオイルを塗っていくぅ
- この作業が不思議となんの違和感もなくできたのは、プラモ作りと同じ感覚だったからか。プラモ作ったことある人は問題なくできる。簡単だし男はみんなやった方がいいとすら言える。
仕上がりがこちら
- 満足感がある。大概の男性のネイルケアはもうこれで十分と言えるほど。
- ネイルオイルの使い方が全くわからず塗り過ぎてしまった感は反省点。後で聞いたら、爪の根元にオイルを乗せる程度で、後は指で揉んだり馴染ませたりすればいいらしい。
次回予告
毎日のパックやヘアケアを開始した今村。
だが、それは始まりに過ぎなかった。
立ちはだかる美の化身達に今村は惑う。
次回第三話「見知らぬ店長」
#今村美的カイゼンプロジェクト
#究極美生命体イマムラ
「さあて、今村さんにはどう美しくなってもらいましょうか。撮影もしなきゃですしね」