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九州電力株式会社 放射線すごろくゲーム

Web上で遊べるすごろくゲーム開発という挑戦。
遊びと学びのバランスにこだわった体験設計。

九州電力様が小中学生向けに『放射線を学ぶすごろくゲーム』を制作。

『放射線』というテーマをどう表現するか、それをどのような手法・技術でゲームに落とし込むか、両軸での挑戦的な案件となりました。小中学生がすごろくを通して、楽しみながら正しい知識を学んでもらえるように、エンターテインメント性と学びのバランスにこだわったゲームを目指し制作しました。

シリアスなテーマを遊びに落とし込む表現設計

小中学生に放射線の知識を正しく知ってもらうため、すごろく型のゲームサイト制作のご依頼をいただきました。
すごろくで少しでも興味を持ってもらいたいという意図を最大化するため、世界観を表現するビジュアルが重要であると考えました。

そのため教科書のような無難なイラストではなく、ゲームに慣れた子供たちでも、見ただけでワクワクするような世界観を描けるイラストレーターさんを起用。

トップページからゲームの最後までその世界観を維持し、ゲームとして興味を持ってくれた子供たちを最後まで裏切らないように制作を進めていきました。

学びと楽しさのバランスをとるコンテンツデザイン

本コンテンツはwebサイトなのでどなたでも楽しんでいただけますが、九州電力様が出張授業で使うことをイメージして設計しています。
そのため授業全体の時間配分から全体のボリューム感を設計し、4人前後の生徒が一つのPCやタブレットでプレイした場合、15~20分程度で終わるようなものを目指しました。
すごろくの各マスではそれぞれ異なるイベントが発生します。途中には放射線クイズに答えて近道ができるようなイベントもあります。
各イベントやゴール順などで獲得できるポイントが異なり、その結果が採点され最終的な順位発表に繋がります。
またその順位ポイントとは別に、イベント毎に定めた放射線を各プレイヤーは蓄積していきます。

ゲームプレイ後、最も注目が集まる結果発表の直前に、各プレイヤーが蓄積した放射線量も表示されます。日常にある放射線についての正しい知識をゲームを通して学ぶことで、少しでも自分事化して学んでもらうことを狙いました。

授業であるとはいえ、興味を持ってもらったすごろくというゲーム体験を最後まで維持しながら、ゲーム性を崩すことなく、学びの情報量を絞り適切なタイミングで情報に触れてもらう、ということを念頭に学びと遊びのバランスを設計しました。

迷わせないUI設計

通常のWebサイト制作と異なり、完全に独自のUIですごろくゲームを設計する必要がありました。そのため最も意識したことは、今何をやるべきかを迷わせないシンプルな導線設計でした。

プレイヤーの人数選択から始まり、キャライラストの選択や命名ができます。ゲーム開始後は順番にルーレットを回して、出た目だけコマが移動し、各マスごとのイベントが発生します。これらの流れをマニュアルや説明もなく見ただけで何をすべきかが分かるようなUI設計を重要視しました。
また、マップ全体を見る機能で、今各プレイヤーがどこにいるのかを確認できる機能も実装しました。こういった機能は必ずしも必須ではありませんが、ユーザービリティを向上させる機能と考え追加しています。

その他、全員ゴール後の順位発表のアニメーション演出や各種効果音、BGMにより、デザインの絵だけではなく、動きや音でも分かりやすさと楽しさの仕掛けを盛り込んでいます。

このように、すごろくサイトという未知の制作案件でしたが、細部まで徹底的に設計することで、ディーゼロを代表する仕事の一つとなりました。

サイト情報

サイトURL https://kyuden-radiationgame.jp/
業種 その他
公開日 2022年3月14日
製作期間 5ヶ月
対応デバイス PC
担当業務 設計/デザイン/フロントエンド開発
制作スタッフ クリエイティブディレクター:今村
プランナー:堀田
デザイン:石井
フロントエンド開発:佐藤
コーディング:福島
イラスト:石井、カヤマタイガさん
テクニカルサポート:平尾、古川

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